X見てたら、「他のクラウドの技術者がさくらインターネットに次々と移籍している」というポストがあって、興味が沸いてきたので調べてみました。
さくらインターネットの特徴・メリット
コスト面
- 価格が比較的安価で、特に小規模から中規模の利用では費用対効果が高いです
- 従量課金ではなく定額プランが多く、コストが予測しやすいです
- 国内企業のため、為替の影響を受けにくいです
サポート・運用面
- 日本語でのサポートが充実しています
- 国内にデータセンターがあるため、レイテンシが低いです
- 長年のホスティング事業の経験があり、安定したサービス提供をしています
法的・コンプライアンス面
- 日本の法律に準拠したサービス運営をしています
- データの国内保管が確実です
- 官公庁での利用実績もあります
他のクラウドとの比較
AWS・Azure・GCPと比較して
- 機能の豊富さや先進性では劣る場合があります
- グローバル展開やスケールアウトの柔軟性は限定的です
- しかし、シンプルな構成での利用では十分な機能を提供しています
適用場面
- 中小企業のWebサイトやアプリケーション
- 日本国内のみでの利用
- コストを抑えたい場合
- 日本語サポートを重視する場合
さくらインターネットの実際の問題点
機能・性能面
- CPU/メモリ性能が他のクラウドと比べて劣る場合があります
- 新しいサービスの導入が遅れがちです
- マネージドサービスの種類が限定的です
- オートスケーリングなどの自動化機能が弱いです
技術的制約
- Kubernetesなどの最新技術への対応が遅れています
- APIの機能や使い勝手がAWSなどと比べて劣ります
- 他のクラウドサービスとの連携が限定的です
実際の使用感
- 管理画面のUI/UXが古く感じられます
- 設定変更や操作の自由度が低いです
- エラー時の情報が分かりにくい場合があります
他社との具体的な差
- AWS: 豊富なマネージドサービス、グローバル展開、最新技術
- Azure: Microsoft製品との連携、エンタープライズ向け機能
- GCP: 機械学習、データ分析に強み
結論 本格的な開発やスケールが必要な場合は、確かに他のクラウドを選択した方が良いでしょう。さくらインターネットは「とりあえず動かす」レベルには良いですが、本格運用には物足りないというのが率直な評価です。
良い点として挙げられている「日本語のサポート」ですが、AWSだと開発会社が「サポートに投げても絶対わからないから止めとけ」というトラブルでもサポートさんは「Aという原因です。対策はこちら」とエスパー級のもの凄いレベルの回答が返ってくるのを多々経験していて、だからAWSを選定する会社が多いのですが、さくらインターネットはどうなのかな?
少なくともAWSは世界中の技術者が発信しているので自力でも解決策を見つけやすいです。
また、「レイテンシー」ですがAWSは東京リージョンと大阪リュージョンがあるのでさくらインターネットの優位性はないです。
「データの国内保管確実」うん、まあ、そうだけど、AWSは東京・大阪リージョンだと国内にデータ保管するから。
それに過去「ファーストサーバ事件」というのがありました。ファーストサーバという国内クラウド会社が顧客の保持データをバックアップ含めて吹っ飛ばしたことがあり大騒ぎになりました。https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2600L_W2A620C1000000/
原因は脆弱性のパッチ当てる際に削除コマンドを実行してしまったらしいとの事です。でも、普通のクラウドの仕組みだと、それをしようとすると警告が出るようになってるはずだし、他のサーバに影響がでるはずもないですし、そもそもパッチ当てで削除コマンド実行というのが訳分からない。ホントなの? この説明? 日本の方が技術レベルが高いというは神話です。
「官公庁での利用実績もあります」、AWSも使われてます。私は以前、外務省のAWSシステムに関わってます。
料金が安いというのが残ったメリットですねー。ただ、僕は思うに、マネージメントサービスが少ないと言うことは、対応してないサービスを使いたい場合、自力でサーバーにインストールや設定をしなければいけなくなり、運用保守もしなければいけない。そのコストを考えると、料金以上の金額になるのではないかと。
で、以上をざっと見て、私は、
正直、こちらを選ぶメリットは全くないと判断しました。お客さんには勧められません。
と判断しました。
2025/07/04の時点の感想なので、将来的には良い感じになるかも。技術者が集まっているというのが本当なら、期待できるも知れません。
頑張って欲しいところです。


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